昨年初めて軽井沢に行った時、軽井沢ニューアートミュージアムで初めて草間彌生さんの作品を生で見ました。
無料で入れる場所に展示があり、そこで生の絵画の迫力に圧倒されたのを今でも覚えています。
その後は新宿の「草間彌生美術館」や長野県の「松本市美術館」に作品を見に行くように。
この記事ではそれぞれの美術館のおすすめポイントや見どころについてまとめてみました。
もし機会があればぜひ草間さんの作品を見に行ってみてください!
前衛芸術家・草間彌生さんのプロフィール
名前:草間彌生(くさまやよい)
誕生日:1929年3月22日
長野県松本市生まれ
京都市立美術工芸学校(現京都芸大)絵画科卒業
草間さんの作品といえば「ドット」ですが、それは草間さんが幼い頃から悩まされていた幻覚を絵にしたものだそうです。
さらに詳しいプロフィールは草間さんのwikiを参照してみてください。
大変興味深いのでプロフィールや経歴だけでも読んでみて欲しい
草間彌生さんの作品が観られる美術館
草間彌生美術館(東京都・新宿区)
草間彌生美術館について
草間彌生美術館は、前衛芸術家・草間彌生が設立し、一般財団法人草間彌生記念芸術財団が運営する美術館です。草間作品および関係資料の展示を通じて草間芸術の普及振興を図り、芸術全般の発展に寄与することを目的に、2017年10月に開館いたしました。
https://yayoikusamamuseum.jp/about/museum/
草間作品のコレクションを年2回の展覧会にて紹介し、講演会などを催すことで、草間が作品を通じて繰り返し訴えてきた世界平和と人間愛というメッセージを広く世界に伝え、多くの方々に現代美術に慣れ親しんでいただく美術館を目指しております。
入場については日時指定の完全予約・定員制のため、あらかじめ公式サイトでチケットを購入します。
展示替えのため休館になっている時期もあるので、スケジュールは公式サイトで事前にご確認ください。
草間彌生美術館のおすすめポイント
東京都新宿区にある草間彌生美術館は、こんなところがおすすめです。
- アクセスがしやすくちょっとした空き時間に立ち寄ることも可能
- 展示が時期によって変わるのでさまざまな作品を見ることができる
- 定員入れ替え制のため混みすぎずゆったり見ることができる
- 様々なところで空間演出や空間アートも体感することができる
予定の間に1〜2時間、空く時間があるなと思った時に選択肢にできる美術館であるのがとても良いです。
草間彌生さんだけの美術館なだけあって、コンパクトながら点数もしっかりあるので満足できます。
草間さんの作品はもちろん絵画も良いですが、個人的には空間含め演出されている作品が好きで、それもしっかり感じられる点もおすすめです。
下に載せている動画では、もう少しこの部屋の雰囲気も感じていただけるかと
【動画】草間彌生美術館に行ってきました。
YouTubeに草間彌生美術館に行ってきたときの動画もアップしているので、雰囲気はこちらでもっと詳しくご覧いただけます。
アクセス
東京メトロ東西線「早稲田駅」または都営地下鉄大江戸線「牛込柳町駅」が最寄駅です。
帰りに近くでランチして、その後浅草に行きました
草間彌生美術館の公式サイトはこちら
https://yayoikusamamuseum.jp/
松本市美術館(長野県・松本市)
松本市美術館について
学都松本における心をひらく学びの森の美術館として、2002年4月に開館した松本市美術館は、鑑賞の場、表現の場、学習の場、交流の場を4つの柱に、地域に根ざす総合美術館をめざしています。
https://matsumoto-artmuse.jp/about/
入場については当日美術館の受付でチケットを購入して入ることができます。
草間彌生さんの「草間彌生 魂のおきどころ」が2023年4月9日(日)まで常設展示(コレクション展)として展開されています。
あの有名なカボチャのオブジェも見ることができます
松本市美術館のおすすめポイント
長野県・松本市にある松本市美術館は、こんなところがおすすめです。
- 外観や美術館の周辺も草間彌生ワールドで圧巻
- 大型のオブジェや空間演出もあり飽きない展示内容
- 草間彌生さんのルーツを感じられる美術館
- 松本駅から行きやすく松本の観光の流れに組み込みやすい
新宿の美術館の外観も草間彌生ワールドではあるんですが、白基調なのでスタイリッシュなデザイン。
松本市美術館は赤のドットだったり、外にオブジェもあったりで、初めて行く人には外観を見るだけでも楽しい気持ちになれると思います。
【動画】草間彌生さんの作品を観に松本市美術館に行ってきました。
YouTubeに松本市美術館に行ってきたときの動画もアップしているので、雰囲気はこちらでもっと詳しくご覧いただけます。
アクセス
最寄りはJR松本駅で、駅から徒歩で歩ける場所にあります。
近くにお蕎麦屋さんがあったり、少し歩けば松本城もあるので、こちらも観光のついでに立ち寄りやすいです。
私はどこかに行く時ドーミーインが推しホテルでよく泊まるんですが、松本にもドーミーインがありますよ。
次に松本に行った時は絶対に小松パン店で牛乳パンも買いたいです
松本市美術館の公式サイトはこちら
https://matsumoto-artmuse.jp/
軽井沢ニューアートミュージアム(長野県・北佐久郡)
最後に草間彌生さんの作品に出会った、軽井沢の美術館についても軽くご紹介しておきます。
軽井沢が陽光に輝く4月、JR軽井沢駅から目抜き通りを真っ直ぐに8分あまりそぞろ歩いた通り沿いに、軽井沢ニューアートミュージアムがオープンしました。 この「軽井沢ニューアートミュージアム」は、主に日本の戦後から現在までの優れたアートを、新しい視点から日本の現代アートとして再領域化し、国際的な評価にたえうる諸作品を、広く国内外に普及してゆくことを目的として誕生しました。 企画展では、世界の第一線で活躍中の日本の現代アートの作家やそのグループ展だけでなく、海外作家も含めて、日本国内のみならず海外からの美術ファンの期待にも応えられるような斬新な切り口の展示を展開していきます。 また近年顕著に国際的評価が高まっている「具体美術協会」に所属した前衛作家たちの作品など、日本の前衛作家の作品を積極的にコレクションしていく方針です。
https://knam.jp/about/
軽井沢駅近くにあり、ちょっとした空き時間に立ち寄るのにピッタリな場所にあります。
軽井沢観光のついでに立ち寄ってみてください。
私が行った時は草間彌生さん以外に奈良美智さんの作品などもありました。
街に溶け込んでいて最初は美術館だとわからなかったくらいです
軽井沢ニューアートミュージアムの公式サイトはこちら
https://knam.jp/
草間彌生作品を観に行くようになった理由
実は、私は集合体恐怖症なので、草間さんの描くドットが集合した絵がずっと怖かったです。
でもその時に草間さんの画風の背景を知り、理解するにつれて、恐怖心が薄れていきました(ただし草間さんの絵画限定)
草間さんの来歴は私にとってとても興味深く、ドットを使った作品の背景を知った時は驚きましたし、それと同時にこの理解によって一瞬で作品への見方が変わったのを覚えています。
それに生で見た時に一つ一つのドットの手描き感を感じ、以来全く異なる見え方をするようになりました。
知るって大事・・・
最近自分について「もう○○歳か」と思うことがよくありました。
そんな時に、草間彌生さんの生き様や経歴を見ているうちに「いや、まだまだこれからだな!」と思うようになりました。
とにかく自分の信念を持って続けること。
表現し続けること。
90歳を超えても精力的に活動を続けている草間彌生さんは、私にとってその最たる人だと感じています。
何もなしえていなくても、生きて、続けていく中で、何かを見つけ何かが生まれていく可能性がまだまだある。
そんな気持ちにさせてくれる、そしてそのエネルギーを作品から伝えてくれる、そんな存在です。
まとめ
ということで草間彌生さんの作品を観ることがができる美術館についてまとめてみました。
実は他にも作品が見られる場所ってあるのかな?と思ったりしているのですが、また見つけたら行ってみたいと思います。
もし機会があれば是非生の作品を見に美術館に足を運んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!